うきうきワインの玉手箱

ブルゴーニュ・ルージュ[2007]年・ドメーヌ・デ・ヴィーニュ・デュ・メイヌ(アラン・グイヨ)元詰・自然派・ビオロジックBourgogne Rouge [2007] Domaine Vignes du Mayne (Alain Guillot)フランス・ブルゴーニュにおけるビオロジックの創始者！ワイナート誌24号でも「由緒正しい畑とビオディナミ。美味が約束された誠実なワイン」としてフィリップ・パカレとともにカラーページ特集された「アラン・グイヨ」による、ピノ・ノワール100%、ACブル！レッドチェリーやラズベリー、赤い花やハーブの香り！バランスがよくすぐ飲んでも十分楽しめますが、時間が経てば経つほどすばらしい味わいが顔を出す、さすがアラン・グイヨといえる究極ピノ！！ブルゴーニュ　ルージュ[2007]年　ドメーヌ　デ　ヴィーニュ　デュ　メイヌ(アラン　グイヨ)元詰　自然派　ビオロジック フランス・ブルゴーニュにおける ビオロジックの創始者！！ アラン・グイヨの究極ピノ！！ マコネー地区クリュズィーユにあるとても歴史のあるドメーヌ、ヴィーニュ・デュ・メイヌ。一般的には『アラン・グイヨ』のお名前で呼ぶためその名で知られる造り手。ワイナート24号ビオワイン特集で大きく取り上げられ注目を浴びる存在となりました。 若き日のピエール・グイヨは法律家を目指す青年で、当時からワインを飲むたびに胸焼けや頭痛に悩まされていたと言います。しかし独学でワインを勉強するに連れて『農薬を使ったら頭が痛くなるのは当たり前』と気づき化学的農法に背を向けたワイン造りを始めます。当時としては『あいつは狂ってる、50年遅れている』と言われながらもワイン造りを続け、今では『50年進んでいた』といわれるようになりました。 90年以降はビオディナミに転換し、優れた土地の力を引き出した彼のワインはSO.2の添加量も瓶詰め時に僅か1mg/Lのみとごく少量となっています。 ▼ 以下ワイナート誌の特集記事より フランスにおけるビオロジックの創始者ならではの、品位の高さが光る清潔な味わい ビオを語る上で、このドメーヌは忘れてはならない基本である。なぜなら、このドメーヌこそ、1954年に初めてビオロジックでブドウを栽培した、先駆者だからである。 創立者は、パリ14区に生まれ、法律家を目指して勉強していた、ピエール・グイヨだ。だが彼は第二次世界大戦に徴兵され、ドイツで捕虜となってしまう。戦後、彼の実家があったマコンに戻ってきた時には、病を患い、やせ細っていた。マコンでは最初。公証人のもとで働いていたが、1952年には畑を買い、ワインについて何の知識も経験もなかったにもかかわらず、ワインを造ろうとした。彼は地元のワインを飲むたびに胸やけと頭痛に苛まされていたという。自分で造ることでそれが解決すると直感したのだろうか。もって生まれた才能を生かし、土地測量技師や骨董商といった商売をしつつ、独学でワインを勉強するうち、彼は気づいた。「農薬を使ったら頭が痛くなるのは当たり前だ」。しかし戦後復興期、農業は生産性向上こそが最大の目的だった。戦争中に発展した化学の知識と、火薬に使用されていた硫黄等の原料を生かし、新しい農薬や化学肥料が数多く登場したが、それらは一時的な生産性向上には確かに絶大な寄与をした。喜ぶ村人たちのあいだで、ただひとり化学的農業に背を向けたピエールを、彼らは嘲笑した、「あいつは狂っている。50年遅れている」。もちろんピエールは「50年遅れて」いたのではない。彼の孫であり、現在のドメーヌを率いるジュリアンが言うように、「50年進んでいた」のだ。そんな彼を、先見の明があった3人の農学者、アンドレ・ピール、マテオ・ダヴェラ、アンドレ・ロニが助けた。「石油からできる化学薬品を使うな。それは土と植物を殺し、ひいては人間を殺す」。かのレイチェル・カーソンが『沈黙の春』によって、農薬が蓄積して生態系を破壊し、春になっても小鳥の囀りが聞こえない不気味な世の中が到来することを訴えたのが1962年。アンジューのルーメルとブーシェがビオロジック農業運動を提唱したのが1950年代初頭。それを思えばピエールが1954年の時点で既にブドウ栽培に対してビオロジック農業を実践したというのは大変な偉業である。 とはいえ、いくらビオロジック農業を行おうとも、結果であるワインがおいしくなければ意味がない。そしてワインのおいしさは土地そのものの優劣と密接に関係がある。幸いなことに、ピエールが買ったのは、元々はクリュニー修道院が所有していた畑だ。畑が初めて記録されたのが922年。修道院ができてたったの9年後のことだ。既に1149年にはレ・ヴィーニュ・モワンヌとの畑名が与えられており、現在のヴィーニュ・デュ・メイヌの名称は1557年に初出するといったように、ブルゴーニュの中ではクロ・ド・ベーズに匹敵するほど歴史が長い。そしてクリュニー修道院といえば、フランスのキリスト教のひとつの中心地である。ブルゴーニュの偉大な畑は基本的にどこも教会の所有者であることを思い出せば、その本山がまず目をつけた畑のポテンシャルが悪いはずがない。 実際、ワインのできは素晴らしい。90年以降ビオディナミに転換し、優れた土地の力をさらに引き出した彼らのワインは、SO2は添加量も瓶詰め時にたった1mg/lのみと極小(祖父の時代は完全に無添加だったという)であり、自然な力強さが印象的な、伸び伸びとした味わい。 代表的存在といえるのは、高樹齢のガメイからできる、マコン・クルージュ・マンガニットと、自根のシャルドネからできるマコン・クルージュ・レ・ダルデル。今までの最高傑作は、INAOからなぜかヴァン・ド・ターブルに格下げされてしまった、後者の2001年だと思う。難しいヴィンテージだったにもかかわらず、複雑さ、品位、スケール感といったすべての要素で、良年を遥かに上回る。 Bourgogne Rouge ■ 品種　ピノ・ノワール　100％ ガーネット色で、赤い花やラズベリー、レッドチェリー等の香りにハーブの香りがしっかりと感じられます。ミネラルも強く、ブルゴーニュ・ルージュとしてはしっかりとした濃い香りです。穏やかな酸味で、果実味とのバランスが良く、今飲んでも十分楽しめます。後半にハーブやミネラルを感じ、時間がたてば立つほど様々な味わいが顔を出します。さすがアラン・グイヨといえます。 フランス・ブルゴーニュにおけるビオロジックの創始者！ワイナート誌24号でも「由緒正しい畑とビオディナミ。美味が約束された誠実なワイン」としてフィリップ・パカレとともにカラーページ特集された「アラン・グイヨ」による、ピノ・ノワール100%、ACブル！レッドチェリーやラズベリー、赤い花やハーブの香り！バランスがよくすぐ飲んでも十分楽しめますが、時間が経てば経つほどすばらしい味わいが顔を出す、さすがアラン・グイヨといえる究極ピノ！！ 年代 造り手 [2007] ドメーヌ・デ・ヴィーニュ・デ・メイヌ アラン・グイヨ 生産国 地域 フランス ブルゴーニュ 村 AOC ブルゴーニュ タイプ 赤・辛口   ミディアムボディ 内容量 750ml 【赤　ミディアム 】 【AOC ブルゴーニュ 】 【フランス　赤　辛口 】 【ピノ　ノワール 】 【ブルゴーニュ　赤　辛口 】 【ビオディナミ 】 【自然派】 【アラン　グイヨ 】 【ビオロジック 】 【ドメーヌ　デ　ヴィーニュ　デュ　メイヌ 】【ワイナート　24号 】