フィクサン・ヴィエイユ・ヴィーニュ[1999]年・ドメーヌ・アルメール・エ・ジャン・ミシェル・モラン(元詰)AOCフィッサンDm.Armelle et Jean-Michel Molin Fixin [1999]リアルワインガイド誌で「優れたフィッサンは下手なジュヴレイより素晴らしい!の証明」として高評価!されたジャン・ミシェル・モランのバックヴィンテージ 飲み頃8年熟成究極フィッサンが少量入荷!フィッサン ヴィエイユ ヴィーニュ [1999]年ドメーヌ アルメール エ ジャン ミシェル モラン 元詰 コート・ドール北部フィサン村(Fixin)。「フィクサン」や「フィッサン」と表記されるなど、日本では村名の呼び方すらバラバラだが、まずは「フィサン」で統一したい。確かに知名度。人気度は、隣のジュヴレイ・シャンベルタン村に完璧に引き離されている。もっとも正確には隣は「プロション村」。プロション村は北半分が「コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ」、南半分は「ジュヴレイ・シャンベルタン」としてワインを出せるので、村自体の知名度はあまり気にしなくていい。それに比べ、フィサンは直ちに格下扱いされる。なんとも損な役回りだ。 ところが最近は「優れたフィサン特にプルミエ・クリュは、下手なジュヴレイより素晴らしい」という声も上がってきた。とはいえ、「それはなぜ?」「具体的には誰がいいのか?」というところまではなかなか行き着かない。そこでアルメール・ジャン・ミシェル・モランの登場となる。ドメーヌの生まれた経緯、ワインの味など、「今、美味しいフィサン」を知るのに、こんな格好の生産者はいない。 ブドウとは正直に付き合いたい このドメーヌの創業は1987年。ジャン・ミシェル・モランの母方の祖父は、フィサンの雄「ドメーヌ・ピエール・ジュラン」の創立者であり、祖父から畑の一部を継承したのが始まりである。「ジュラン家で研修を終えて実家に戻った創業当時は、父が主導権を握っていたので、私は父から給料を貰う『サラリー・ヴィニュロン』だった。それでも少しずつ畑を買い足し、1995年の父の引退を機に、現在のドメーヌの形になった」 一見いかにも「ブルゴーニュの熟練ヴィニュロン」といった風情のジャン・ミシェルだが、ドメーヌの歴史の浅さといい、仕事やワインの味わいにナチュラルさを探すスタイルといい、まさに新世代。彼は陽気に話す。「妻アルメールは、人生最高のカドー(プレゼント)。今は彼女と一緒に、自分の思うままにワイン造りを楽しんでいるよ」 栽培には厳格なリュット・レゾネを採用。何よりも特徴的なのは、村で一、二と言われるほど遅い収穫時期だろう(もう1つはジュラン家)。「分析値も大切だが、やはり自分の感覚で確かめないと。イチゴと一緒でブドウも裏返してみて、房全体がきちんと熟していることを確認する。そして自分で食べてみること。甘いだけじゃダメ。糖分はアルコールに変わるだけだから。大事なのは<本当>の成熟度。ブドウが黒く熟して見えても、種が緑で収斂味が強いと、ワインのタンニンの質は落ちる」 一方醸造は、ブドウのポテンシャルと醸造の基本原理に任せたシンプルなものである。 「醸造中に様々な添加物を入れる人もいるようだが、あれは『悪い要素』を隠すための、ブドウとの不正取引かな。そしていったん不正取引を始めると、それは必ず、2回、3回と歯止めがきかない悪循環に陥る。それでもワインになった時は、なんとか誤魔化せる。でも数年後には必ず馬脚を現す。私はワインに真のフィネスとバランス、そして健全な熟成能力が備わってほしいから不必要な介入は行わない。テクニックに走るのも性に合わないし、ブドウとは正直に付き合いたい」 彼の生産するフィサンは、樹齢がすべて35〜40年と高い。また土壌は基本的に粘土石灰質だが、泥灰土の質や砂利の多さなどの微妙な違いが、ブドウの味わいに反映されるという。 そこでまず、「村名フィサン」。 ミレジムより風味が異なるのは当たり前だが(熟成の進行も異なる)、多彩な果実味のバランスの絶妙さ、ややジュヴレイを思わせる鉄っぽさといった共通項を除くと、他のニュアンスが見事に異なるのが面白い。「銘柄を飲む」と言うより「ミレジムを飲む」。ブドウはミレジムを正直に映し出し、ワインは農産物だと改めて感じさせられる。 年代 造り手 [1999]年 アルメール エ ジャン ミシェル 生産国 地域 フランス ブルゴーニュ コート ド ニュイ 村 AOC フィッサン タイプ 赤・辛口 フルボディ 内容量 750ml 【赤 フルボディ】 【フィクサン AOC】 【フィッサン AOC】 【フィサン AOC】 【ジャン ミシェル ロラン】 【リアルワインガイド】 【リアル ワイン ガイド】 【リュット レゾネ】 【自然派 】 【】