ヴィリ・シェファー・グラーヒャー・ヒンメルライヒ・アウスレーゼ[2004]年ヴィリー・シェファー家元詰Graacher Himmelreich Auslese [2004] Willi Sohaefer葡萄が出来る前に予約段階で全てのワインが予約されてしまう超人気ドイツワイン。Willi Scheaferヴィリ シェファー1706年よりワイン造りを始めたシェーファー家は、モーゼル中流域グラッハ村にドームプロブストとヒンメルライヒ、ヴェーレンの村にゾンネンウーアの、合わせて約2.5haの畑を所有しています。一番若い樹齢でも25年位。古い樹齢の樹にはいつ植えたか分からないものもあるそうで、特にヒンメルライヒの畑は区画整理がされていないため植え替えておらず、古い樹が多いそうです。畑の中で特に傾斜のきついところは、周りの畑に比べてエクスレ度が10〜15度低くなるが、その代わり味に落ち着きのあるワインが出来るそうです。ドームプロブストの急斜面の目の前にワイングートがあり、非常に小規模で限られた数量しかワインを造っていません。シェーファーは、「品質の良いワインを造ることにのみ興味がある」と言い切るだけあり、細心の注意を払ってワイン造りをしています。例えば醸造中のオリ引きでの際にも、少しでも多く香りを残しワインに負担を掛けない為に、次の樽に移す時に泡を立てない、といった様に完璧なまでに手を掛けて造っています。また充分に樽に入り落ち着き、適当な時期に瓶詰めすることが大切であると考えています。だいたい半年ぐらいは熟成させるそうです。また、シェーファーが収穫で気にかけていることは、葡萄がどれ位熟したかということのみではありません。「肝心なのは試しに食べてみることだ。食べてみてバランスの良い時が一番だ。」と語っていました。彼のワインはワインライターのスチュアート ピゴットやロバート パーカーJr.らに絶賛され、とても入手困難なワインとなっています。毎年のことですが、全世界的に人気が高すぎるため、私どもが希望する数量の1/3も入手出来ない状況が続いています。数あるドイツの生産者の中でも、彼のように、葡萄も生っていないうちに全てのワインが予約されてしまうのは、ほんの一握りの人たちのみです。息子のクリストフェルは、'02年夏にガイゼンハイムの醸造学校を卒業し、本格的にワイン造りを手伝い始めました。以前ナーエのディールや南アフリカ、カリフォルニアなどでも修行し、ドイツだけでなく世界のワインに対する広い視野を持つことが出来たと言います。しかし海外で修行している間もリースリングに対する興味を失うことは無かったそうです。心強い後継者が出来、今後も大いに楽しみです。今や彼もすっかり有名人になってしまいましたが、そのことについて「世界に自分のワインが認められるはとてもうれしい。でも自分にとっては一日のうち半日でも数時間でも畑に出て働くことが出来ることに何よりも喜びを感じる」と言います。ドイツワインファンのみならず、赤ワインのファンまで魅了してしまうほどの感動的な味わいがあります。 「ワインアドヴォケイト 156」ヴィリ シェーファーについてこれ以上のことが言えるでしょうか? 2001年に彼のワインはモーゼルの劇的な年に頂点に立ちました。2002年には、彼らのヴィンテージ 性質が持つ以上の力を発揮しました。2003年はヴィンテージの可能性は最大でしたが、素早さがワインを優れた道にのし上げました。ヴィリ シェーファーは偉大なワインの造り手で、世界の最も優れた造り手のひとりです。 2004年ヴィンテージについて古典的なヴィンテージだった。最高でも30℃と、リースリングにとって最適な温度だった。太陽と雨の両方がもたらしたワイン。葡萄の粒は健康で、問題の少ない年だった。良いエクストラクトが形成され、酸と果実味のバランスが良い。10月に収穫を始めたが、多くが酸の完熟のため11月まで待って収穫した。少ないアルコールで、多くの味わいを含む良い年になった。9、10月の雨や、霧、太陽のように、様々な天候がエクストラクトを形成する。他国のリースリングは太陽ばかりで、アルコールの高い、本来の姿とは違うリースリングだと思う。健康的な状態で、長く熟すことがないエクストラクトに反映される。しかし、肝心なのは試すことで、食べてバランスの良いときが一番だ。どれだけ熟したかはエクストラクトとは関係ない。例えば、温室の苺は完熟して甘いが、甘いだけ。天然のものは、育ちは遅いが味わいあるものになる。 エクストラクトとは?葡萄の果汁を蒸留した時に残るものの数値。味の全てを司るもの。糖分の入っていないエクストラクト(1)+残糖=総合エクストラクトで、(1)が大事。良いワインには25〜30g/Lあり、それ以上になると非常に良い。50g/Lだと大変偉大なワイン。エクスレよりも、良いエクストラクトのおかげで、ワインは良いものになる。 2004 Graacher Himmelreich Auslese≪白≫【極甘口】葡萄品種:リースリング100エクスレ度あってペーレンアウスレーゼやアイスワイングラスで、残糖は75g/Lです。甘みがずっしりと詰まっていて、アイスワンのトーンが感じられます。葡萄が健康的だったので残しておき、12月に収穫したものが入っています。12月は10、15、20日に収穫しましたが、気温が−5、6まで下がっていたので、アイスワインまではいかないが、それに近い状態でした。生産量は約700Lでした。参考までに2003年ヴィンテージのパーカーコメントです。2003 リースリング アウスレーゼ グラーヒャー ヒンメルライヒ AP.1604のアロマの一面には、甘い土や砂糖漬けの柑橘類が見られます。ミディアムボディで柔らかなテクスチャー、表情が豊かで、試飲する人の口を赤いベリー類、ライム、非常に熟した黄色いプラムで包みます。ふくよかなこのワインの個性が印象的な深さよ細やかさ長さを生み出しています。飲み頃は2007年から2027年です92点「ワインアドヴォケイト」 Riesling Auslese Mosel-Saar-Ruwer Graacher himmelreich (AP 12) 2003Score:92An almond aroma segues into honey and apricot flavors in this compact Riesling. It's concentrated,wuth a firm structure,so give it a little time to unwind Best from 2003 througt 2022(BS) 【ヴィリー シェファー】【ヴィリ シェファー】 【グラーヒャー】 【ドーム プロブスト】 【ドム プロブスト】 【ヴィリ シェファー】 【モーゼル アウスレーゼ】