うきうきワインの玉手箱

テッラ・ディ・リヴォルタ・アリアニコ・デル・タブルノ・リゼルヴァ・DOC[2004]年Terra di Rivolta [2004] Fattoria La Rivoltaワイナート誌で特集記事!リヴォルタ＝革命という名が付けられた、ファットリア・ラ・リヴォルタの樹齢30年アリアニコ100%、新樽18ヶ月＋ステンレスタンク18ヶ月の驚異の36ヶ月熟成の究極イタリアン、最高級ワイン!!テッラ　ディ　リヴォルタ　アリアニコ　デル　タブルノ　リゼルヴァ　DOC [2004]年 ファットリア　ラ　リヴォルタ ▼ カンパーニャの小さな造り手　ファットリア・ラ・リヴォルタ リヴォルタとはレヴォリューションという意味。ワイナリーのある地域は、中世に農民が農地改革を訴え、大地主と闘い勝利した歴史があり、そのことに由来する。リヴォルタの歴史は古く約100年もの間、農家としての経営がなされている。畑はなだらかな日当たりのよい丘の上に位置し、石灰質と粘土質で構成される最も葡萄栽培に適した土壌の構成となっている。 当主のパオロ　コトロネーオ氏と醸造を手掛けるアンジェロ　ピッツィ氏は、カンパーニャの固有品種にこだわったワイン作りをしており、近年、評価が急上昇している。 (アンジェロ　ピッツィ氏はカンティーナ　デル　ダブルノのブエ・アピスを完成させたことでも知られており、カンパーニャの固有品種の個性を活かしたワイン作りに手腕を発揮している) ▼ 以下ワイナートの特集記事より ファットリア・ラ・リヴォルタ Fattoria La Rivolta 混醸がもたらす別格の複雑さ。 カンパーニャ最上の白ワイン ブドウ畑もまばらなベネヴェントの丘陵を分け入り、ラ・リヴォルタにたどり着くとかのアンジェロ・ピッツィが待っていた。現在のカンパーニャになくてはならない醸造家であり、このワイナリーをカンパーニャでもっとも注目すべき存在にした人物である。 見晴らしのよい斜面の畑に立って、彼は話し始めた。 「この場所は3000年前、サンティーニ族という戦闘的な部族が居住しており、エトルスキ族の侵略に対して戦った。1268年には、神聖ローマ帝国皇帝のもとにあったこの地を奪おうとしたローマ法王の指示で、フランス国王ルイ9世の弟シャルル・ダンジューの大軍が来襲し、カローラ川をはさんで畑の向かい側にある丘で、2万人が犠牲になった。1821年にはナポリ革命に干渉するために進入したオーストリア領ロンバルト・ヴェネト王国に対して、この地の農民が立ちあがり、軍隊を撃退した。」 歴史を語ることで、彼は自らの愛するカンパーニャの誇りと、外国勢力に対して抵抗する自主独立の精神を、間接的に主張していた。思えばワイナリー名であるリヴォルタとは、反乱・蜂起の意味だ。 ラ・リヴォルタが戦う相手は、近年侵略してきた外国品種だ。 だからもちろん、自社畑に植えられたカンパーニャの地場品種のみ、すなわちグレコ、フィアーノ、ファランギーナ、コーダ・ディ・ヴォルペ、ピエディロッソ、アリアニコからワインが造られる。 もうひとつの敵は、工業的ブドウ栽培だ。「ローマ帝国の人々は、農地をボルドーやナパの畑のような意味で「完璧」にせず、複合農業を行った。それは地球環境だけではなく、ワインの品質にも直接関係する。森やオリーブの樹がブドウ畑のまわりにあることで、ワインに複雑なアロマがもたらされる」。だから60haの所有地のうち、ブドウ畑は25haのみで、他にはオリーブやタバコが植えられている。栽培はオーガニックで、2002年には認証を獲得している。「感情のない人工的な畑では、正しいワインができない」と言い、杭も木製だ。 ワインはどれも独自の個性に溢れる。畑の標高は300メートル程度と低く、土壌は粘土質。「シャトーヌフ・デュ・パプが一番好き」というアンジェロの嗜好とありまって、基本的にはリッチでフルーティで、柔らかい質感と力強さが共存する味わいだ。オーガニック栽培ならではの余韻の長さと奥行きが見事で、とりわけ白ワインの出来には瞠目させられる。 最高傑作は、ソーニョ・ディ・リヴォルタ。グレコ、フィアーノ、ファランギーナの混醸である。品種ごとに別々に醸造してあとからブレンドしても、表層的で作為的な味わいになってしまう。昔のようにひとつの畑に複数品種を植え、極力同時に収穫し、必ず混醸するのが正しいのだ。このワインの、他とは比較にならないほど高い完成度を見れば、その真理を再び確認することになるだろう。 ▼ ファットリア・ラ・リヴォルタ オーガニック栽培を行ない、SO2の添加も極小量（白でトータル50ｍｇ以下）。ワインはさすがに表現力が違う。基本的にオーガニック認証をとっているが、2005年が初ヴィンテージのフィアーノは、まだ認証がおりていない。畑の土壌は、まず粘土が1メートル、その下に粘土に泥灰土（一部に砂）が50センチ、そしてその下に石灰岩。アリアニコには重すぎる土壌に見えるが、実際に白のほうが出来がよい。3品種混醸の白、ソーニョは、桁外れの高品質。 ▼ “テッラ・ディ・リヴォルタ”アリアニコ　デルタブルノ　リゼルヴァ　DOC [2004] 樹齢30年のアリアニコ100%を発酵させ、フランス産の新樽で18ヶ月、その後ステンレスタンクで18ヶ月熟成させてつくられた最高級ワイン。 ラベルには“リヴォルタ”の由来となった蜂起する農民達が描かれている。 黒味をおびた深く非常に濃い色合いをしており、ブラックチェリーのアロマに、ヴァニラやイタリアン・ローストのコーヒー、樽香などの複雑な風味を持つ。長い熟成によって真価を発揮するワインといえるだろう。 年代 造り手 [2004]年 パオロ・コトロネーオ 生産国 地域 イタリア カンパーニャ 村 DOC アリアニコ　デル　ダブルノ タイプ 赤・辛口 フルボディ 内容量 750ml 【赤　フルボディ】 【フルボディ　赤】 【カンパーニャ　赤】 【南　イタリア】 【アリアニコ】 【アリアーニコ】 【ファットリア　ラ　リヴォルタ】 【テッラ　ディ　リヴォルタ】 【】