【歴史】 ヴィラ・ルシッツは1869年にフランス人、セオドア・デ・ラ・ツールによって設立。彼は、この地にフランス系のぶどうを始めて持ち込み、このアペラシオン、コリオの中でも最高の丘の斜面に植えました。第一次世界大戦後、この地がオーストリア領からイタリア領に変わったのを機に、未亡人となっていたオーストリア人の彼の妻は、この土地で、孤児院とするのを条件にイタリア政府に寄付。この孤児院では、現在でも、15-20人ほどの恵まれない子供達が生活しています。1988年、ジャンニ・メノッティがワインメーカーとなって以来、ヴィラ・ルシッツの名声は瞬く間に高まり、今では疑いなくフリウリ最高の生産者の一人と称されています【土地】コリオは、南東のアドリア海から約30km、北西部ジュリアンアルプスから約30kmに位置し、昼は気温が上がり、夜は冷え込むワインづくりには絶好の地。また、土壌は、石灰質・粘土質の石の多い土地で、その石も雨が降ると手で握りつぶせるほどの硬さ。充分に土地の個性をぶどう反映させることが可能。「世界で最も白ワインの生産に向いている土地の一つ(ジャンニ氏)」であることは、疑いようもなく、このコリオに代表される、フルウリ州は、イタリア最高の白ワイン生産地として多くの人々から称えられています。【ワインづくり】ワインメーカー、ジャンニ・メノッティは、この類い稀なエステートの潜在能力を最大限に発揮させました。。彼の求めるものは、土地・ぶどうの個性をしっかり表現した、最高にクリーンなワイン。白ワインは一部を除き、100%ステンレスタンクで醗酵。タンク内のワインの移しかえも、より小さいタンクへ移しかえワインを一切補充せず、酸化も最小限に押さえている。チリ一つ落ちていない醸造施設またワインと同様、醸造施設の中は、驚くほど綺麗に保たれており、ジャンニ氏のチームへの徹底ぶりが伺えます。白ワインでは、シャルドネのみ樽を使用していますが、それも最高の樽しか使わない(購入しても使用しない樽もある)ほどの徹底ぶり。平均樹齢20-30年の樹が1haあたり、4500-7000本というゆったりとした密度で植えられており、少量生産で高度に濃縮された果実が、彼の技術と相まって、品種の特性のはっきりした、複雑なフレーバーとしっかりとした質感のあり、かつ繊細で豊かワインとなります。 ▼ヴィラ・ルシッツ・ピノ・グリージョについて 品種 ピノ・グリージョ100% 生産量 40000 本 ワイン畑のロケーション 本社の周辺の南・東・西向きのさまざまな丘の斜面に位置 コメント 淡い黄色。繊細・エレガント・複雑な果実味。干し草やトーストしたアーモンドの豊かなブーケが長く続く。前菜やベークドライスやパスタ、卵料理や魚に合う。 ロバートパーカー 88(2002) 年代 造り手 [2008]年 ジャンニ・メノッティ氏 生産国 地域 イタリア フリウーリ・ヴェネツィア・ジューリア 村 DOC コリオ タイプ 白・辛口 内容量 750ml