うきうきワインの玉手箱

ボルドーから南へ3時間、ピレネーのふもとにあるジュランソンは山間の道にもバラが咲くようなとても優しい土地でした。そしてようやくたどり着いたドメーヌ・コアペはとにかく美しい！整然と手入れされた庭、畑、ドメーヌ、そしてセラー。どこを歩いてもラモントー氏の人柄が見えるようです。「きれいなアロマとフィネスを持つワインを造ること」、それがコアペのエスプリ。5年、10年、数十年と、熟成による素晴らしい変化を是非楽しんで欲しい、とラモントー氏は言います。パスリヤージュ（※）によるコアペの甘口は甘ったるいだけではない、フレッシュで酸味が残るワイン。その高い品質はクラスマンやパーカーも大絶賛し、多くの三ツ星レストランにも納められていますが、当のラモントー氏はいたって自然体。「甘口で培った技術は辛口でも生かせる。本当に良い生産者は甘口も辛口も上手く造れるはずだ」、と次の挑戦をセックに定め研究を重ねています。フレッシュ感ときれいな酸味が心地良い、ドメーヌ・コアペを、お楽しみ下さい。※パスリヤージュ：ピレネーから吹き降ろす強風と昼夜の温度差がぶどうから水分を除き、酸味と糖分が残る。甘いだけでなくフレッシュで酸味のあるワインになる。「世界の100ワイン」に選ばれたドメーヌ 「昔からジュランソンで輝かしいレベルで評価の高い生産者として注目されているノブレス・デュ・タンは"ソーテルヌより注目すべきワイン、グランヴァンのように買って保管すべき"」 （ル・クラスマン） 「最も知られていない稀な甘口ワイン。・・・最高のバルザックやソーテルヌに似た味わいを持っており、違いといえば、あぶったナッツの性質である。そうした品質のわりには価格は、手頃である。」 ロバートパーカー氏　5つ星 「土地特有の風味をもつ長命なワイン。見過ごすべからず。最良の状態のものは野の花の香りをもつソーテルヌに似る。甘口が最良でとくに食前酒として飲む。最良の生産者にコアペの名を挙げています。」 ヒュージョンソン氏★★★ 「アンリ・ラモントゥーは、ジュランソンの君主ともいえるリーダーであることは間違いない。彼は素晴らしい才能の持ち主で豊かなブドウを収穫すればアンリ4世のお気に入りだった白ワインが、最も偉大なソーテルヌに匹敵するはずだと考えた。そして極端に収穫を遅らせるという危険を冒す勇気をもっていた。ブドウから最も豊かで多様性に富む香気を引き出す伝説の見事な醸造技術、いうまでもない」 クラスマン2004版 ＜アンリ・ラモントー氏のテイスティングコメント＞ とても新鮮、繊細でありながら複雑さがあります。アプリコットや桃、パッション・フルーツなどの魅力的な香りがします。余韻に立ち込めるクリームキャラメルやカカオの香りが印象的です。アペリティフとして、フォアグラのパテや甘辛いお料理、フルーツタルトなどと一緒に様々なスタイルでお楽しみ下さい。 （グロマンサン100％　完熟を待ち10月の終わりに収穫） 【アペリティフワイン】 年代 造り手 [2008]年 アンリ・ラモントー氏 生産国 地域 フランス シュッドウェスト (南西地方) 村 AOC ジュランソン タイプ 白・甘口　 内容量 750ml 【シュッド・ウェスト】【シュッド・ウエスト】【ウエスト】【ウェスト】【南西地方】